PC-8801mkII SRの後継機種(というか下位機種)の、PC-8801mkII FRです。この頃の8801シリーズはmodel10/model20/model30があり、それぞれがFDD無し/FDD1台搭載/FDD2台搭載となっていました。
この機種は、当時最先端とも言えるFM音源を搭載しています。これは、上位機種のSRが初めて搭載した物を受け継いだものです。そのかわりにSRでは3つあった拡張スロットが、1つに減らされてしまっています。
また、電源ファンが「ぶお〜」と非常にうるさいです。他にこの時代のパソコンを持っていないのでこれが普通なのかどうかは分かりませんが、少なくとも我が家にあるマシンの中では一番音が大きい電源ファンを持っています。
FRの背面です。電源ファンは側面にあるので、後ろは随分すっきりとしています。
背面を見ると拡張スロットは一つしかありませんが、中を開けて見ると上位機種のSRと同じくレールはちゃんと3つあります。また、ボードを受けるライザーカードの受け口も2つありました。しかし、2つ刺して認識するかは不明です。
また、このライザーさえ何とかすれば、3枚のボードも刺せる*かも*しれません。
背面のI/Fは、(1) VOLUMEツマミ、(2) アナログRGB、(3) デジタルRGB、(4) LINE OUT、(5) RS-232C、(6) 汎用I/O、(7) CMT I/F、(8) プリンタポート、となっています。アナログRGBはPC-9801シリーズと同じ2列15ピンなので、PC-9801用のディスプレイが使い回せます。
なお、この頃のNECマシンは、最初から黄ばんだような色(ベージュ)をしています。妙に黄色いのは、決して日焼けのせいだけではありませんのでご注意。