PC-9801RXのメモリ増設


増設手段

PC-9801RXへのメモリの増設は、(1)Cバスへの増設、(2)専用メモリスロットへの増設、の2つの方法があります。内部の専用メモリ増設スロットへは、親亀ボードを刺してそこに61SIMMを刺す方式と、初めからメモリが載っているボードを刺す方式があります。

RX用の専用メモリはDAやDX用と比べて見つかりにくく、今や(2001年)非常に希少です。見つけたら是非買いましょう。

増設用メモリボード

PC-9801RX用メモリボード

NEC純正のPC-9801RX用メモリボードです。

このボード自体には容量は無く、0MBです。SIMMスロットが3つあり、ここに1MBの61SIMMを3本刺すことで3MBまで増設できます。特に設定等は必要ありません。

なお、このボードに2MBの61SIMMを刺しても認識されませんでした。どうやら1MBの61SIMMしか使えないようです。

Cバス用メモリによるメモリ増設

Cバス用のメモリボードを利用してもメモリが増設できます。一般的にCバスメモリは敬遠されがちですが、RXでは専用メモリボードの手に入れにくさもあり、こちらの方がお勧めです。

確かにCバスのメモリは遅いのですが、RXはCPUが80286ですから、プロテクトメモリを増設してソフトウェアエミュレーション方式でEMSとして使うよりは、ハードウェアEMS方式のCバスに刺すEMSメモリ(有名どころではメルコのEMJシリーズやI.OデータのPIO-PC34シリーズなど)を増設した方が結果的に良いでしょう。

EMJやPIO-PC34は、2001年現在、捨て値で売っています。上手くしたらタダでもらえるでしょう。


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