EP-386M-2/4M-1


PC-386Mは、本体内に2本の専用メモリ増設スロットを備えています。ここにI.Oデータ製の「EP-386M-2/4M-1」を刺すことにより、2本合計で8MBまでのメモリ増設が出来ます。

デフォルトでは、EP-386Mは2MBしかメモリ容量がありませんが、61互換SIMMスロットを2つ(空きは1つ)備えているので、ここに61SIMMを刺すことにより、EP-386M一枚で4MBの容量を得ることが出来るのです。

EP-386M-2/4M-1

これが、EP-386M-2/4M-1です。この写真ではSIMMが刺さっていないので、厳密にはEP-386M-0M-1と呼ぶべきかもしれません。このSIMMスロットには、普通の(FastPageやEDOなどの)72ピンSIMMメモリは刺さりません。物理的には同じ形状なので刺せますが、刺すと火を噴きます(本当らしい)。必ず、61互換SIMMを使用して下さい。


EP-386M-2/4M-1のディップスイッチ

設定用のディップスイッチが、写真の右下、緑でマルした部分です。

左にジャンパがあるのですが、これは何を示すのかは分かりません。初期状態では、真ん中にジャンパピンが刺さっています。

SIMMを刺すときは、第1スロット(写真の下の方)から順に刺して下さい。


EP-386Mのディップスイッチの設定は、以下のようになっています。

出荷時設定

  ■■■ ■ ■   (ON)
 ■   ■ ■ ■■ (OFF)
 12345678910
SW 1-4 スタートアドレス
SW1 SW2 SW3 SW4 スタートアドレス
ON ON ON ON 禁止
OFF ON ON ON 10000H
ON OFF ON ON 20000H
OFF OFF ON ON 30000H
ON ON OFF ON 40000H
OFF ON OFF ON 50000H
ON OFF OFF ON 60000H
OFF OFF OFF ON 70000H
ON ON ON OFF 80000H
OFF ON ON OFF 90000H
ON OFF ON OFF A0000H
OFF OFF ON OFF B0000H
ON ON OFF OFF C0000H
OFF ON OFF OFF 禁止
ON OFF OFF OFF 禁止
OFF OFF OFF OFF 禁止
SW 5-6 メモリサイズ
SW5 SW6 メモリサイズ
ON ON 0MB
OFF ON 2MB
ON OFF 4MB
OFF OFF 不可
SW 7-10 パリティチェック(SW 7,8,10は固定)
SW7 SW8 SW9 SW10
OFF ON OFF OFF チェック有
OFF ON ON OFF チェック無

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