初代98ノート、PC-9801Nではシステム設定にハードウェアディップスイッチを用います。このディップスイッチは、本体左側面のフタの下にあります。
PC-9801N以降の98ノートでは、システム設定はソフトウェアによるディップスイッチ設定([HELP]キーを押しながら電源を入れる)になっています。このPC-9801Nでも[HELP]キーを押しながらの起動でシステムセットアップメニューになりますが、そこではRAMドライブの設定のみが行えます。
ハードウェアディップスイッチの設定は、以下の通りです。なお、工場出荷時状態は、1,4のみONで後は全てOFFです。
スイッチ番号 | 目的 | ON(下側) | OFF(上側) |
---|---|---|---|
1 | LCD表示切り替え | ノーマル表示 | リバース表示 |
2,3 | RS-232Cの伝送モード | (下表を参照) | |
4 | N88-BASICシステムにおける グラフィック機能の選択 |
拡張グラフィックスモード | 基本グラフィックスモード |
5 | メモリスイッチの初期化設定 | 内容保持 | 起動時初期化 |
6 | GDCモード設定 | 5MHz | 2.5MHz |
7 | 内蔵RAM容量 | 512KB | 640KB |
8 | ブザーの切り替え | 禁止 | 有効 |
9 | 未使用(OFF固定) | ||
10 | ドライブ装置(RAMドライブ含む) 機能の選択 |
内蔵#3,#4/外付け#1,#2 | 内蔵#1,#2/外付け#3,#4 |
スイッチ2 | スイッチ3 | 機能内容 |
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ON | ON | BCI同期。送信タイミングに本体内部タイマを使用、受信タイミングにはモデムのクロックを使用。 |
ON | OFF | ST2同期。送受信のタイミングに、モデムのクロックを使用。 |
OFF | ON | 同期時刻機構。受信タイミングには受信データから作られるクロックを使用、送信は内部タイマを使用。 |
OFF | OFF | 調歩同期。送受信とも本体内部タイマを使用。 |