FreeBSD(98) on PC-9801DA
はじめに
FreeBSD(98)は、PC/AT互換機用のUNIXクローン、FreeBSDのPC-9800シリーズ版です。最近はPC-9800シリーズ用のLinuxも出ているそうですが、Linuxはよく分からん(私が)のでFreeBSD(98)を入れてみました。
インストール
FreeBSD(98)をインストールするには、8MBのメモリが必要です。実際には最大限のメモリ搭載が望ましく、私は本体内蔵1.6MB+EDA-4000L+2MBの61SIMM*4=13.6MBを搭載しました。
インストール自体は(やろうと思えば)5MBでも出来たと思いますが、それでは使い物にならないと思います。
インストール時の私のハードウェア環境は、
- CPU
- Melco EUD-HP0M(Am5x86-P75)
- RAM
- Melco EDA-4000L + 61SIMM四枚
- 補助記憶装置
- 外付けSCSI HDD(1GB)、外付けSCSI CD-ROM(倍速)、外付け3.5インチFDD
- インターフェース
- Logitec LHA-15U(SCSI-1 I/F)
- NIC
- Allied Telesis RE1000Plus
という所です。SCSIボードは本当はLHA-301を使いたかったのですが、インストーラが認識してくれなかったため、あえて低速の15Uを選びました。内蔵用のSASIなHDDもあるのですが、FreeBSD(98)ではSASIは対応していません。
実際のインストール作業は泣きたくなるほど遅く、minimumを選んだのに2-3時間かかりました。
カーネルの再構築
PC-9801DA2本体でカーネルを再構築しても良いのですが、3日ほどかかりそうな遅さだったのでPC-9821V10の方でmakeしたカーネルを持ってきて入れ替えました。LHA-15UがIRQ 3を使っていたので、RE1000PlusはIRQ 5にしてあります。
FreeBSD(98)同士なら、makeした[kernel]というファイルを持っていってルートディレクトリのと入れ替えるだけでOKです。PC/AT互換機の方で作る場合は大変らしいです。FreeBSDの(というかUNIXの)カーネルというのはそれ自体が実行可能なプログラムでもあるので、実行属性が付いていない時はchmod(1)で実行属性を付けておきましょう。
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FreeBSD 4.4-RELEASE #0: Fri Mar 8 21:26:17 JST 2002
ozuma@deepblue:/usr/src/sys/compile/EINSTEIN
Timecounter "i8254" frequency 2457600 Hz
CPU: AMD Enhanced Am486DX4 Write-Back (486-class CPU)
Origin = "AuthenticAMD" Id = 0x494 Stepping = 4
Features=0x1
real memory = 14680064 (14336K bytes)
avail memory = 11890688 (11612K bytes)
Preloaded elf kernel "kernel" at 0xc028f000.
md0: Malloc disk
npx0:
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