本体が無ければどうしようもありません。
初代NeXTStationはあまり市場に出ませんが(ってかNeXT自体もう滅多に見ないけど)、他のTurboColorなどに比べて相場はそれほど高くないようです。
本体自体には、特に注意すべきことは無いでしょう。メモリは普通の30ピンSIMMが使えますし(当然、4枚一組で刺すこと)、HDDも普通のSCSI-HDD(50ピン)が使えます。ただ、FDはよく分かんないです。
写真は背面で、左から、SCSI・シリアルAB・DSP・ディスプレイ・プリンタ・LAN・電源ポートになっています。
重要です。後期のNeXTは、旧Macintoshと同じADBポートを用いているので調達が簡単ですが、初代は独自仕様なので泣きたくなるほど手に入りにくいです。NeXT用のキーボードとマウスを発見したら、即捕獲しましょう。迷っていると、おそらく必ず誰かに買われてしまいます。
アキバの鉄則──迷ったら買え、買ってから迷え(謎)。
これも重要です。NeXTStationの中で入力にD-sub19ピンを用いているのはこの初代NeXTStationだけです。なので売っていたら即捕獲しましょう。迷ったら買え、以下略。
このディスプレイは面白く、電源ケーブルがありません。なんと本体からのディスプレイケーブルから電源を取っているのです。そんなことして大丈夫だろうか……勝手に心配してしまいます。
また、キーボードはディスプレイに接続します。そしてキーボードからしか電源は入れられないので、結局ディスプレイが無いと電源が入れられません。またサウンドもディスプレイが受け持つので、周辺の機器は全てディスプレイの方に接続します。まぁすっきりした配線にはなりますが、私はどうもこれは馴染めないです。
写真は横から見たところで、このように足がグニャリと折れているのが特徴です。
無ければ自分で作ればOK……と言いたいのですが、D-sub19ピンって、たぶん特注しないとありません。よって重要。迷ったら買(しつこい)。
これはディスプレイの背面。
これも重要。ってか無いと何も出来ないし(ぉ。一応、NetBSD/next68kはあるようですが、まだSCSIデバイスが使えないようです(2002年2月現在)。
はっきり言って、Machカーネルを採用したMacOS Xも出た今となっては、NeXTを手に入れてわざわざ動かすのは道楽以外の何物でもありません。回りになんと言われようと、気にせず使い続ける愛が必要です。あと、自慢できる友人もいた方が張り合いがあります(ぷ。
NeXTStationの中身。中央付近に30ピンのSIMMスロット、そしてその側にSIMMスロットに似たスロットが1つ離れてあります。
ここにはDSP用のメモリを刺すらしいです。と言ってもそもそもこのDSP用に出された製品はほとんど存在しないので、はっきり言って刺す意味は無いと思います。