メモリスロット側に、小さな赤色LEDが4つ(D9,D10,D11,D12)あります。
まず、電源ON時にD12が光り、消灯します。その後、一瞬だけ全てのLEDが光ってすぐ消えます。NVRAMの異常(電池切れ)時にはD11が点滅し続けます。
正常起動してROMモニタに入ると、全てが消灯します。
NWS-3470Dには、30ピンSIMM/パリティ有のみが使えます。パリティ無しのメモリを刺すと起動せず、D12のLEDが点滅を続けます。30ピンSIMMのパリ有/無の見分け方は簡単で、普通は8枚のチップが乗っているのがパリ無、9枚のチップが乗っているのがパリ有です。
なおROMモニタは、メモリを刺していなくても"NO MAIN MEMORY"と言われるだけで使用することはできますので、メモリを持っていなくても動作の確認はできます。
標準搭載は4MB*4ですが、1MB/パリ有SIMMも一応使えました。が、1MBを4枚刺して4MBはOKなのですが、それ以上(8枚、12枚)刺しても4枚しか認識されません。原因は不明です。また4MB*4+1MB*4としてみると、何故かメモリは32MBと認識され、ROM変数が全てクリアされていました。
たぶん、1MBのSIMMは使えないのだと思います(未確認ですが)。
メモリスロットのナナメ横(CPUのすぐ隣)に、小さなサブボード上に乗ったRAMらしき物があります。たぶん、CPUのL2Cache(2次キャッシュ)だと思います。
L2Cacheは必須で、無いとD10,D11,D12が点灯し続け、起動しません。このL2Cacheが乗っていないNWS-3470を店頭で見つけても、手を出さない方が無難です。
メモリスロット側にJP3というジャンパがあります。標準は3-4ショートです。機能は不明です。
JP3のすぐ隣に、電池付きのゴツいNVRAM(MK48T02B-25)があります。電池が切れると起動しなくなりますが、電源を入れる→電源ボタンを押しながらリセットスイッチを押す→リセットスイッチから手を離す→電源スイッチから手を離すという入れ方で電源ONが可能です。
またこのNVRAMは、SunのSparcStationでも使われていた物なので、お金さえ惜しまなければ新品の入手は容易です(数千円くらい、かな?)。Sunに使われていたNVRAMもほぼ確実に電池は切れているので、中古でのNVRAMの入手はまったくオススメできません。