お手軽です。
PC-9821Xa7/K、Xa12/K、Xa13/Kなどのいわゆる「XaシリーズK型番」は、ジャンパ設定だけでクロックアップができるマシンです。他のX-Mateでもできる物は多いのですが、その場合メモリをパリティ有りな物に変更しなくてはいけないのに比べ、このXaシリーズK型番はパリティ無しのメモリがそのまま使えるという特徴を持っています。
ベースクロックを設定するジャンパは、CPUのすぐ横にあります。「SW2」とマザーのシルク印刷に書かれた物がそうです。逓信倍率設定のジャンパは、Cバスの下にあります。3つ固まってジャンパがありますが、そのうち「SW3」が倍率設定のジャンパです。
それぞれの設定は以下のようになります。"○"がジャンパピンを刺した状態(ショート)、"×"がジャンパピンを抜いた状態(オープン)です。
SW2 1-2 | SW2 3-4 | ベースクロック |
---|---|---|
× | ○ | 33MHz |
× | × | 50MHz |
○ | × | 60MHz |
○ | ○ | 66MHz |
SW3 1-2 | SW3 3-4 | 倍率 |
---|---|---|
× | × | x1.5 |
○ | × | x2.0 |
○ | ○ | x2.5 |
× | ○ | x3.0 |
例えば、Pentium200MHzに載せ替えたいなら、66*3=200ですから、SW2を両方ショート(ジャンパピンを刺す)して、SW3の1-2をオープン(ジャンパピンを抜く)、3-4をショートします。