QuarterL QL-50(QL-50C1BX2)
- メーカ
- SONY
- 発売時期/入手日
- ? 2002/03
- 定価
- ──
- CPU
- Pentium/75MHz(Socket5)
- RAM
- 16MB*2(FPパリティ無)
- VIDEO
- ATI Mach64(VRAM 2MB)
- サウンド
- SoundBlaster16/ISA
- 拡張スロット・ポート
- シリアル*2、パラレル*1、72ピンSIMMメモリスロット*6、PCI*3、PCI/ISA*1、ISA*3
- 補助記憶装置
- 内蔵IDE HDD(540MB)
- 3.5インチFDドライブ
SONYの企業向けPC、QuarterLです。中身はフツーのPC/AT互換機です。
これは某阪大学情報処理教育センターで使われていた物なので、
- 電源ボタンが背面にある(ケース前面の電源ボタンっぽい物はダミー)
- 後部の穴の開いた金具を閉じると、ケースの開閉が不可になる
- ケースはカバー全体が取れる形で、片側ずつは取れない
ってな作りをしています。盗難・イタズラ防止ですね。この辺の詳しいことは、ASCIIのUNiX Magazineの確か1994年頃(?)の、「大阪大学情報処理教育センターのどうのこうの」という記事に載っています(記事名失念)。大阪大学と言えばNeXTで有名ですが、当然、当時のこいつではNeXTSTEP for Intelが走っていました。
また、BIOSは一般ユーザが変更できないようになっています。変更するには、ISAスロット最下部のすぐ側にあるジャンパを[PASSWORD Disabled]の方に変えます。
他にもいくつか特徴を挙げると、
- AT電源なのにキーボードコネクタがPS/2
- リセットスイッチは無し
- ケース前面のFDドライブを覆っているフタは左右どちらにも開閉可能
- 3.5インチベイは、ベイの金具ごと取り外せるのでFDやHDDのメンテが楽
- ケース前面には[IDE][SCSI][POWER]ランプがある(しかしSCSI I/Fは非内蔵)
などフシギな性質をいくつか持っています。
こいつは一般市場に出ることはほとんど無いので、持っていると自慢できるかもしれません。できないかもしれません。
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