写真では上にCD-ROMドライブが載せてありますが、本体は下の方です。
SparcStationがピザボックスと呼ばれるのに対して、SPARCclassicなどの小型タイプはランチボックスと呼ばれます。ご覧の通りにSun製の外付けHDDやCD-ROMドライブと同じ大きさで、高さが倍程度という非常にコンパクトな作りになっています。
シリアルポートは一つですが、結線は二つぶんあるので、Serial Port Splitter Cableを用いるとシリアルが2つになります。無い場合は普通にシリアルケーブルを刺せば一つのシリアルポートとして使えます。
写真ではFDドライブが付いていません。FDドライブを内蔵していればメクラ蓋が開いていますから、ジャンクを漁る時にも判別は容易です。ただ、10BASE-Tをオンボードで搭載していますし、外付けCD-ROMドライブから ok boot cdrom でブート出来ます。はっきり言ってFDドライブは要りません。(CD-ROMドライブはSCSI IDを6番にして、512バイト/セクタ対応の物を使う必要あり)。
また内部へのアクセスも非常に用意で、写真のネジを一本外すだけで、フタを開けることが出来ます。
このように、コンパクトながら凝った筐体の素晴らしいマシンなのですが、残念ながらこのタイプのSunはSPARCstation LXを最後に生産されませんでした。
CPUはmicroSPARC/50MHzです。ここを読むような方なら言わなくてもお分かりだとは思いますが、かなり遅いです。
Ultraが1万円程度で買える2003年現在、SPARCclassicをわざわざ手に入れようというのはただの道楽なので、古WSいぢりとして割り切って楽しみましょう。ちなみに相場は、ほとんど品が出ないのであまりはっきりしませんが、1000円〜1万円くらいのようです。