作成日:2012/03/19
付属ドキュメントより:
- PC-9801E以降および互換機。MS-DOS Ver.3.3以降
- 98VMより前の機種ではBEEP音の音程が変化しません
- KEY割り込み、VSYNC割り込みを占有
- 裏VRAM使用
ゲーム盤を走る「うさちゃん列車」がレールから落ちないようにパネルを動かし、盤面を一周します。作者の高橋氏は、Mac版「まきがめ」を作られたことでも有名です。
パネル移動 | テンキーの 2,4,6,8 またはカーソルキー |
---|---|
スピードアップ | スペースキー |
ポーズ(メニュー表示) | ESCキー |
ゲームを開始すると、「うさちゃん」が乗ったトロッコ列車が走り出します。パネルに書かれているレールに沿ってこの列車を誘導します。レールは動かせるパネルの外にも描かれており、一度通るとこの盤面外のレールは消えてしまいます。こうして盤面の外にあるレールを全て消せば面クリアとなります。列車がレールから落ちてしまうと、1ミスです。
うさちゃんが現在乗っているパネルも動かすことができます(重要テク)。タイミングよく列車が乗ったパネルを動かすことにより、操作の幅がかなり広がります。またスペースキーを押し続けるとスピードアップします、ハイスコアを狙うにはどんどんスピードを早くしましょう。もちろんスピードを上げればそれだけ難しくなりますが……。
ゲームを終了するには、ESCキーで表示されるメニューから[Q]uitします。
このゲームは当時、かなりの衝撃でした。PC-98と言えば、何やら素っ気なくてオトコ臭くてゴツゴツしていて……というイメージの中、あまりにポップでキュートな画面。鳴り響く美しいBGM(BEEP音だけのシンプルな演奏がこんなに素晴らしいものになるとは!)。そして画面を駆けめぐる、とても可愛らしい「うさちゃん」。ミスしたときの「じたばた」ぶりもよくできていました。
作者の方はこの後にMacintoshを購入されていわゆる「マカー」になられ、このうさちゃん列車もMac版が合わせてリリースされました。当時、それを知って「なるほどなぁ〜」と妙に納得したことを覚えています。誤解を恐れずに言えば、当時の薄暗いキューハチの中で、とても明るい「マックっぽい」ゲームだったのです。
また、子ども向けのこの雰囲気も良かった。当時はまだ、子ども(幼児)がパソコンを触るなんて、とてもあり得ないような時代でした。でも2012年現在、お母さんのiPhoneをいじる幼稚園児なんて、もはや当たり前の風景となりました。こんな時代だからこそ、ぜひ振り返ってみたい作品です。
ちなみにタイトル画面で流れるオープニング曲には、歌詞が用意されています。付属ドキュメントに掲載されています:
シュッポッ。シュッポッ。シュッポッポッ。 シュッポッ。シュッポッ。シュッポッポッ。 うーさちゃん列車がはしってる。 シュッポッ。シュッポッ。シュッポッポッ。 シュッポッ。シュッポッ。シュッポッポッ。 うーさちゃん、にんじん取れるかな。
GO!GO! うさちゃん列車 (Vector)
=============================================================================== 【名 称】 GO!GO! うさちゃん列車 Ver.3.1 【登 録 名】 RABBIT31.LZH ( 22,311 bytes ) 【制作者名】 高橋 健 【掲載者名】 高橋 健 (HDA00634) 【動作環境】 PC-9801シリーズ(E以降)及びその互換機 【掲載月日】 1993/04/25 【作成方法】 LHA X RABBIT31 【検索キー】 RABBIT31.LZH %HDA00634 $PC9801 #GAME ------------------------------------------------------------------------------- ★パネルにレールが描いてあるので、パネルを動かしてレールをつなげて、 うさちゃん列車を目的の所に導くゲームです。 ★起動するとハイスコア画面とデモンストレーションが表示されます。 デモをしばらく見て、ゲームの雰囲気をつかんでください。 ◎Ver.3.1での変更点 ・ゲーム終了後にキー入力が一部誤動作するのを修正した。 ===============================================================================