無印の[Macintosh]ブランドの最終シリーズがこのLCシリーズ、そしてこれはLCシリーズの最終機です。この後、AppleはPowerMacintoshシリーズおよびPerformaへと突き進んでいきます。
革命的なことは、内蔵HDDのインターフェースが、SCSIではなくてIDEになったということです。今までSCSI一辺倒だったAppleがはじめてIDEに傾いた記念すべき(?)マシンです。そのため、安価なPC/AT互換機用のIDE-HDDを用いて手軽に大容量なHDDに換装することが出来ます。ただその場合、専用のフォーマットソフト(B's Crewなどが有名です)が必要になることがあります。OS標準のドライブ設定では、一度AT機で領域確保していると、フォーマットが出来ないようです。
また、このLC630は、安売りのキャンペーンにより大変売れたマシンです。それ故にロットも多数あるようで、後期のロットではメモリとHDDが増えたものが出荷されています。
なお、こいつはSIMMスロットが1つしかありません。仕様では32MBまでのSIMMが使用可能です。