1993年頃になると、Windows3.1の普及によりNECの旧蜂帝國に翳りが見え始めました。Windows用のアプリケーションは機種の区別なく動くため、安価なPC/AT互換機がシェアを確実に伸ばしていたのです。
そこでNECは、負けじとばかりにこのBXを投入します。これが後の安価な旧蜂シリーズ、FELLOWシリーズの始まりでした。旧蜂と言えば40万円以上はしていた当時に於いて、20万円台という価格は大変安いものでした。ので、BXシリーズはかなりの台数が出荷されたものと思われます。
安価な故か、当時大抵Cバスは4本だったのですが、こいつは3本になっています。また、私のだけかもしれませんが電源ファンが妙にうるさいです。その辺にしわ寄せが来ているのかもしれません。
また、こいつは5インチFDDの故障がよくあげられます。未だに2つのFDDが健在というのは、あまり無いのではないでしょうか。
捕獲してきたときには、専用メモリボードの上に61SIMMが3本も刺さってたので、得をしたぜ、と喜んだ記憶があります(笑)。